ゲーミングモニターが欲しいけど選び方がよくわからない皆さん、こんにちは。
ゲーミングPC購入相談所管理人のばーしおです。
この記事では、ゲーミングモニターを選ぶポイントとおすすめについて紹介していきます。
ゲーミングモニター選びで悩んでる人の参考になれば嬉しいです。
かなり長くなってますのでご了承願います。

時間ないからおすすめだけ教えて
そんな人はこちらをクリック。
では行きましょう。
見るべきポイント総まとめ
一般的な見るべきポイントと個人的見解を簡単に一覧にしてみました。
見るべきポイント | 簡単解説 | 個人的おすすめ |
---|---|---|
リフレッシュレート | 映像の滑らかさ | 144Hz |
応答速度 | 映像切替速度 | 1ms |
解像度 | 映像の繊細さ | フルHD or WQHD |
サイズ | モニターの大きさ | 24 or 27インチ |
パネル | パネルの種類 | IPS |
各ポイントの詳細と、なぜおすすめなのかを分かりやすく解説できればと思います。
気になるポイントをクリックすることでジャンプすることが出来ますのでご活用下さい。
リフレッシュレートが高いほど映像が滑らかに
リフレッシュレートとは1秒間にモニターの映像が何回書き換わるかの性能を表した数値になります。
単位はHz(ヘルツ)で、60Hzなら1秒間に60回映像が切り替わることになります。


リフレッシュレートが高ければ高いほど映像がなめらかになるということです。
NVIDIA公式Youtubeにリフレッシュレートによる見え方の違いを動画化したものがありましたので紹介します。
にFPSなど競技性の高いゲームは、映像のなめらかさがかなり重要になってきます。
フレームレートとの関係性も重要
先程リフレッシュレートについてしましたが、フレームレートについても理解しておく必要があります。



とりあえずリフレッシュレートの高いモニターを購入すればよさそう
このような考えでは失敗しますので必ず理解しておきましょう。
フレームレートとは映像を出力する側(PCやPS4)が1秒間に出力できる回数を示しています。
単位はfps。
リフレッシュレートと似ていて言葉ではピンとこないかもしれませんので図で表しましょう。


このように出力する機器によってフレームレートの上限が決められています。
PS4の上限が60fpsなので、240Hzのモニターを使用しても60fpsしか出力することができません。
当然逆もあって、高性能PCを使用しててもモニターの性能が低ければその性能以上の映像は出力できません。
自分がどんな機器でゲームをプレイするのかも検討してからモニターを購入するようにしましょう。
おすすめは144Hzモニター
リフレッシュレートは高いほうが良いに越したことはありませんが、価格も高くなります。
実は人間の目では、144Hzと240Hzの差を感じることが難しいと言われています。
個人的に比較した際も、『240Hzのほうが滑らかな気がする』程度の感想しか出て来ませんでした。
もしかしたらプロの人達の目は違うのかも知れません。
自分のようなエンジョイ勢はコスパから考えて144Hzのモニターを購入するのをおすすめします。
応答速度が速いほど残像感が少なくなる
モニターには入力遅延と応答速度の2つの遅延が発生します。
- 入力遅延とは?
-
ゲーム機からの入力信号をモニターが受け取るまでの時間を言います。入力遅延が大きいほど一瞬動きが遅くなってしまい、打ち合いなどのゲームでは圧倒的に不利です。
- 応答速度とは?
-
モニターが入力信号を受け取ってからモニターの色が変化するまでの時間です。応答速度が遅いと切り替わる前の映像が残像として残り、結果的に動きが遅く感じることがあります。


上記のように遅延が発生するとラグく感じることもありますので、応答速度は確認しておきましょう。
入力遅延はスペックとしての記載はありませんが、ゲーミングモニターであれば気にしなくていいです。
最低ラインは5ms以下、おすすめは1ms以下
基本的には5ms以下であれば問題ないです。
ただ、240Hzの高リフレッシュレートのモニターでFPSをプレイする人は1ms以下のほうがいいでしょう。
最近のゲーミングモニターは1ms以下のモニターが多いので選択肢も幅広いです。
解像度が高いほどより繊細な映像に
モニターの映像はドットと呼ばれる小さな点の集合体で構成されています。
そのドットの数の数が多いと解像度が高い=映像が細かいということになります。


記の画像はカタカナの「リ」を表しています。
極端な例ですが、ドットの数が9×9のほうが「リ」が綺麗に見えませんか?
これが解像度が高いということです。
主な解像度は以下の通り。
解像度の種類 | ドット数(横×縦) |
---|---|
HD | 1280×720 |
フルHD(フルハイビジョン) | 1920×1080 |
WQHD(2K) | 2560×1440 |
4K | 3840×2160 |
8K | 7680×4320 |
現在のゲーミングモニターの主流はフルHDですが、WQHDや4Kの高解像度モニターもどんどん増えています。
おすすめはフルHDかWQHD
FPSなどの対戦ゲームを好んでプレイする人はコスパがいいフルHDのモニターがおすすめです。
ただしグラフィックも楽しみたい人や、ゲーム以外に作業、映画鑑賞など幅広く使用する人はWQHDがおすすめ。
4Kともなると価格も高くなり、4K出力はPCのスペックも求められますので無理して4Kモニターを購入する必要はないでしょう。
モニターサイズはゲームと使用環境で選ぼう
モニターサイズはインチと呼ばれるのが一般的です。
テレビと一緒ですね。
ゲーム用途でおすすめのサイズは24~32インチになります。


サイズ | 横cm | 縦cm | 対角線cm |
---|---|---|---|
24インチ | 53.04 | 29.87 | 60.98 |
27インチ | 59.66 | 33.60 | 68.58 |
32インチ | 70.71 | 39.83 | 81.28 |
32インチ以上になると、大きすぎるのでモニター全体を視界に捉えるのが難しくなります。
一般的なモニターとの推奨距離は以下の通り。
サイズ | モニターとの推奨距離 |
---|---|
24インチ | 50cm |
27インチ | 70cm |
32インチ | 90cm以上 |
あくまでも推奨なので個人差はあります。
使用用途と設置環境で考えてみましょう。
フルHDなら24インチ、WQHDなら27インチがおすすめ
FPSをプレイするのであれば、全体が見やすい24インチがおすすめです。
グラフィック重視のゲームで壮大さを感じたいのであれば27インチや32インチがおすすめになります。
WQHD解像度のモニターを購入したい場合は、メリット最大限引き出せる27インチ以上をおすすめします。
パネルの種類はそれぞれに特徴がある


ゲーミングモニターのパネルはTN・VA・IPSの3種類が主流です。
簡単に特徴をまとめてみました。
応答速度 | 映像美 | 視野角 | 価格 | |
TNパネル | ◎ | △ | △ | ◎ |
VAパネル | △ | ◎ | ○ | ○ |
IPSパネル | ○ | ◎ | ◎ | △ |
- TNパネルの特徴
-
応答速度が早いため、FPSゲームとの相性が良いです。
価格が安いのも嬉しいポイント。
ただし視野角が狭く、映像も白っぽくなるのでゲーム以外での使用や複数人で見る場面には不向きです。
FPS特化パネルと考えていいでしょう。
- VAパネルの特徴
-
コントラスト性能が高く、黒の再現が得意なパネルです。
メリハリの効いたきれいな映像を出力できるのでゲームや映画の暗いシーンなどは迫力を感じられます。
ただし応答速度が遅い傾向にあるためFPSには不向きですが、最近は1msなど比較的速いモニターもあります。
- IPSパネルの特徴
-
最近では一番多いパネルの種類です。
色の再現性が高く、きれいな映像を出力できます。
視野角も広く、ゲームから作業、映画鑑賞まで万能に使用できるモニターです。
価格が高めと言われていますが、コスパの良いIPSパネルモニターもかなり増えています。
おすすめはIPSパネル
IPSパネルを購入しておけば間違いありません。
価格も最近ではそこまで差はなくなってきています。
TNパネルとIPSパネルを並べて見ると、IPSが綺麗なのがはっきり分かるレベルです。
FPSをガチでやりたいのであればTNパネルがおすすめですが、普段使いには正直向きません。
その他の機能を一気にご紹介
その他、よく見るけどこれなんなの?って機能を紹介していきます。
気になるものだけ確認して下さい。
黒挿入機能
フレームの切り替わるタイミングで黒フレームを挿入することで、残像感を軽減させる機能。
これにより残像感が減り敵の視認性が良くなるため、FPSゲームで効果を発揮します。
BenQのDyAcが有名です。
- BenQ ZOWIE XL2411K 144Hz
- BenQ ZOWIE XL2546K 240Hz
ブラックイコライザー
暗いシーンの視認性を高め、暗いところにいる敵などを認知しやすくなります。
ブラックスタビライザー、Night Clear Visionなどメーカーによって呼び方は様々。
搭載しているゲーミングモニターは多い。
HDR
明るいところは明るく、暗い場所は暗くといったメリハリのある映像が楽しめる機能。
HDR400など、数字が高ければ最大の明るさが明るいということ。
HDR機能を使用することでグラボへの負荷が増え、フレームレートが落ちる可能性がある。
量子ドット
R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のどの色の再現力が高く、かなり綺麗な映像を映し出す。
しかし価格もかなり高い。
初心者がよく悩むポイント解説
初めて購入する人が迷うポイントについて解説します。
参考になればと思います。
- なにを重視して購入したら良いかわかりません
-
FPSゲームであればリフレッシュレート144Hz以上のモニターを購入しましょう。
MMORPGなどグラフィック重視のゲームであれば、映像重視で60Hzでも問題ありません。
価格を抑えることも大事ですが、モニターは長く使えますので後悔しないものを選択しましょう。
- 安いモニターは危険ですか?
-
基本的にはAmazonの評価件数が多く、評価が4以上あれば安全かと考えています。
ただし、モニターの高さ調整が出来ないなど、安いのにはそれなりの理由があります。
しっかりと理解し、納得した上での購入であれば問題ありません。
- どこのメーカーがおすすめですか?
-
どのメーカーも性能が良いモニターを販売していますので、一概には言えませんが個人的には
- BenQ
- Dell
- IO DATA
- Acer
をおすすめします。
Amazonでのレビューも高く、売れ筋ランキングでも常に上位に入っているメーカーです。
- スピーカーは付いていますか?
-
付いていないものが多いです。
付いていたとしてもスピーカーの質はいまいちなものが多いので、ヘッドホンでのプレイをおすすめします。
ただ、BenQのMOBIUZシリーズはtreVoloスピーカー搭載なので、音質はかなり良いです。
それでも悩む場合のこれ買っとけば問題ないやつ
それでも自分で決めきれない人へ、厳選しておすすめモニターを紹介します。
価格の安い順に紹介していきます。
※価格は変動しますので参考
基本的には価格が高くなるほど性能も高くなります。
KOORUI 24E4


サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1.0ms |
解像度 | フルHD |
パネル | VAパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 15,999円 |
- 144Hz対応モニターで最安
- ワンランク上の165Hz対応
- かなりの高コスパ
- 視野角が広いVAパネル
IO-DATA GigaCrysta EX-LDGC242HTB


サイズ | 23.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 0.6ms |
解像度 | FHD |
パネル | TNパネル |
出力端子 | HDMIx3 DPx1 |
Amazon価格 | 23,800円 |
- 応答速度が0.6msと超高速
- 出力端子が豊富
- スピーカー搭載
- 「Night Clear Vision」搭載で暗いシーンでも鮮明に見える
- 144Hz対応モニターではコスパが高い
Dell G2422HS


サイズ | 23.8インチ |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1.0ms |
解像度 | FHD |
パネル | IPSパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 25,779円 |
- ワンランク上の165Hz対応
- IPSパネルで色味が綺麗
- FPSやMMORPGなど色んなゲームでおすすめのモニター
BenQ ZOWIE XL2411K


サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1.0ms |
解像度 | FHD |
パネル | TNパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 29,798円 |
- FPSに特化したゲーミングモニター
- DyAc技術により映像の残像を最小限に抑えることができる
- BenQ ZOWIE独自のソフトウェアでモニターのおすすめ設定を共有できる
Acer VG270Sbmiipfx


サイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 0.5ms |
解像度 | フルHD |
パネル | IPSパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 29,800円 |
- 0.5msの高速応答速度
- 165Hzの高リフレッシュレート
- 「Gameモード」「ブラックブースト」により最適な画面を好みに調整できる
- スピーカー搭載
Dell S2721DGF


サイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1.0ms |
解像度 | WQHD |
パネル | IPSパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 49,643円 |
- WQHDで綺麗な画質を表現
- 165Hzの高リフレッシュレート
- WQHDゲーミングモニターでは高コスパ
BenQ ZOWIE XL2546K


サイズ | 24.5インチ |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.5ms |
解像度 | FHD |
パネル | TNパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 63,091円 |
- FPSに特化したモニター
- DyAc+機能で残像感を極限まで低減
- 暗いシーンの視認性を高めれる
- プロの大会でも使用されている
ASUS VG28UQL1A


サイズ | 28インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1.0ms |
解像度 | 4K |
パネル | IPSパネル |
出力端子 | HDMIx4 DPx1 |
Amazon価格 | 86,298円 |
- 4K×144Hzの最強ゲーミングモニター
- PS5などの4K/120Hzに対応可能
- HDMI端子が4つと複数の機器を接続できる
BenQ MOBIUZ EX3210U


サイズ | 31.5インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 2.0ms |
解像度 | 4K |
パネル | IPSパネル |
出力端子 | HDMIx2 DPx1 |
Amazon価格 | 123,950円 |
- 4K×144Hzの最強ゲーミングモニター
- PS5などの4K/120Hzに対応可能
- スピーカーがかなりの高音質
- モニターにマイク付き
まとめ:自分の使用用途にあったモニターを選ぼう
いかかでしたか?
ゲーミングモニター選びの参考になったのであれば大変嬉しく思います。
他にもいろいろなゲーミングデバイスの選び方を紹介していますので是非見て行ってください。
それでは。
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