みなさんこんにちは。
ゲーミングPC購入相談所管理人のばーしおです。
ゲーミングPCの電源容量についてお悩みの方、結構いると思います。
- 容量は大きめにしたほうが良いのか?
- BRONZE認証は微妙?
- 消費電力の2倍がいいって言われてもよくわからない
主な悩みとしてはこんな感じでしょうか?
みなさん電源と言われると不安になり、つい容量を大きくしがちです。
先に回答してしまうと、
- 容量は多すぎても意味がない
- BRONZE認証で充分
- 2倍は目安、2倍なくても良い
ということになります。
結論として、BTOパソコンメーカーで購入する場合は指定の電源で問題ありません。

適当なこと言うんじゃねえよ
聞こえてきます、みなさんの声が。
この記事では、電源容量の選び方と、なぜメーカー指定の電源で問題ないかを解説していきます。
それでは行きましょう。
BTOパソコンメーカーとは?
BTO = 受注生産
こちらがお願いした構成でPCを組み、発送していただけるメーカーのこと。
基本的な構成は指定されているので、そのままの構成での購入も可能。
価格も安く、セールも頻繁に実施しているので、当ブログではBTOで購入することをおすすめしている。
電源とはPCの各パーツに電力を供給するもの


電源とはその名の通り、電力を供給するものです。
ゲーミングPCは複数のパーツで構成されており、各パーツに電力を供給しています。
家の100Vコンセントから電気をもらい、各パーツに振り分けているイメージです。
電源が壊れれば当然PCも動かなくなります。
そういう意味では重要なPCパーツのひとつと言えるでしょう。
おすすめの電源容量はPCの構成で異なる
電源によって出力できる電力量が異なってきます。
電力量の単位はW(ワット)。
例えば600Wと表示のある電源は、600W以上の電力は送れないというわけです。



じゃあどのくらいの電力を送れれば大丈夫なの?
それはPCの構成で変わります。
各パーツに電力を供給しているわけですが、大きな電力が必要なパーツはグラボとCPUです。
グラフィックボード | 必要電力 |
---|---|
RTX4090 | 450W |
RTX4070Ti | 285W |
RTX3060 | 170W |
RX7900XT | 300W |
CPU | 必要電力(ブースト時) |
---|---|
Core i9-13900K(F) | 253W |
Core i7-13700(F) | 219W |
Core i5-13400 | 154W |
目安ですが、RTX4090とCore i9-13900Kが搭載されたPCでは、450W+253W=703Wもの電力が必要になります。
これはあくまでもフルパワーで稼働した場合なので、実際にはこんなにも使うことはありません。
グラボとCPUを見れば、必要な電源容量がわかると覚えておきましょう。
2倍の容量が必要というのは一つの目安でOK
先程、703Wの電力が必要と記載しました。



じゃあ、750Wの電源でOKだね
ということにはなりません。
そんなギリギリで電源を使用したら、いつでもフルパワー、電源に負荷がかかりすぎてしまいます。
電力供給が不安定となり、最悪の場合、電源の故障に繋がります。



じゃあどのくらい余裕を持てばいいの?
一般的には2倍の電力容量が望ましいとされていますが、必ずしも2倍が必要ではありません。
750Wの2倍となると、1500Wもの容量の電源が必要になってきますからね。
次に解説しますが、2倍が望ましいという理由は電源効率から来ている話となります。
もちろん容量に余裕を持つことは良いことですが、個人的には1.5倍ほどあれば充分と思います。
使用電力の調べ方はドスパラのサイトで確認できますので、参考にしてください。


80PLUS認証とは変換効率を表す指標である


- 80PULS BRONZE
- 80PULS GOLD
- 80PULS PLATINUM
基本的には、電源の容量が記載されている箇所にこんな表記があります。
これは80PLUS認証といって、コンセントからの電気の変換効率のランク付けを表しています。


上記の例でいうと、500W中、400Wが有効に使えていますので、変換効率は80%となります。
認証ランクが高いほど変換効率がよく、少ない電気代で大きい電力を出せるということです。
そして重要なのが、変換効率は電源の負荷率によって異なります。
認証ランク | 負荷20% | 負荷50% | 負荷100% |
---|---|---|---|
BRONZE | 82% | 85% | 82% |
SILVER | 85% | 88% | 85% |
GOLD | 87% | 90% | 87% |
PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
TITANIUM | 92% | 94% | 90% |
上記の表を見ると、どのランクでも負荷率50%が変換効率が良いとの記載があります。
これこそが使用電力の2倍の容量が望ましいとされる理由になります。
そして認証ランクの違いは変換効率になります。
ランクが高いと変換効率が良いので必要な電力が少なくなる、つまり電気代が減ります。
あくまでも変換効率が良いというだけで、品質が良いということではありません。
激的に電気代が変わるわけでもないので、個人的にはBRONZE以上であれば問題ないと考えています。
とはいえ基本的にはメーカー指定の電源で問題ない
ここまで解説してきたことをまとめてみましょう。
- 必要な容量は1.5倍~2倍あれば充分
- BRONZE認証であれば問題ない
もちろんメーカーも故障リスクが高くなる電源を取り付けるようなことはしませんので、基本的には大きめの容量が選定されています。
参考にドスパラのPCを見てみましょう。


Corei9-13900KFとRTX4080搭載PCに対して、1000Wの電源が選定されています。
これを、前項で紹介したドスパラの電源容量計算機に当てはめてみましょう。


ドスパラは使用電力の2倍の容量をオススメとしているようです。
オススメが988Wなので、1000Wの電源であれば充分ということがわかります。
これはドスパラだけではなく、他メーカーでも同じような選定をしています。
このことから、メーカーで購入する場合は容量はそのままでも問題ないと言えるでしょう。
まとめ:メーカー指定の電源は問題なし
いかがでしたか?
電源容量の選び方について理解いただけていたら幸いです。
電源について理解を深めることが出来たなら、購入するPCのスペックを決めましょう。


また、このブログではゲーミングPCのセール情報を毎週更新してますのでそちらもぜひ御覧ください。


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それでは。
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